VW純正 BOSE Sound System

To Bose or not to Bose...
私にとってカーオーディオは、サスペンションやエンジンに次ぐといっても過言ではないくらい重要なものです。

長距離を楽しくドライブするためには、サスやエンジンが期待通りに反応してくれると同時に、自分の好きなサウンドが心地よく聞けることも外せません。でもホントは高速走行中はロードノイズやウインドノイズが大きくて、じっくり音楽聞くのはドライブ先で車を止めてなんですけどね。特に(すいてる)キャンプ場でサンルーフを開けて星を見ながら聞く坂本龍一は何とも言えません。

 
このBOSEサウンドシステムは、北米仕様のJetta GLX、なかでも97〜99.0モデルにのみライン装着されたレアなものです。

純正のカセットテープヘッドユニットはPanasonic製のアンプレスです。ロードノイズにかき消されがちな低音を強調したBOSEらしい音質は、最初こそちょっと違和感があったものの大のお気に入りでした。よくドライブから帰ってきても、かかっている曲が終わるまで車から出ずに聞いていたものです。

このBOSE Sound Systemは96年のカタログにはGLXには標準、GLSにはオプションと書かれていたのですが、実際にライン装着されたのは97年モデルからでした。96 Jetta GLXに乗っていたときにはどうしてもこのBOSEが欲しくて、事故のこともあり最後のA3車となる99.0 Jetta GLXに乗り換えたのでした。

 
トランク天板に装着されたBOSEアンプはラゲッジスペースを全く犠牲にせず、また鉄製の保護カバーが付いているため、キャンプ用品等をがんがんトランクに詰め込んでもあまり気にせずに済みます。

日本でFMを聞くためにヘッドユニットを交換しても、このBOSEアンプとスピーカをキープしたくて、AudioLink社製BOSEインターフェースアダプターPD4を購入したのでした。ところが低音の強調されたBOSEサウンドはこのアンプとスピーカだけでなく、Panasonic製ヘッドユニット側のf特が大きく寄与していたようです。そのため自然な音質で定評のあるSound Moniter CDT-300Xにヘッドユニットを交換したことによって、BOSEらしい力強い低音は失われてしまったのでした。う〜ん残念。そのかわりクリアで豊かな中低音と綺麗に伸びた高音がもたらされたのですが。。。

この低音もサウンドシャキットの装着で若干は取り戻すことになります。

 

トランク付きのJettaならではのリアスピーカ配置です。95年モデルまではトゥイータ/ウーファ共にリアドアにマウントされていましたが、96モデルからリアシェルフに移動しました。ただトゥイータだけはリアドアに付いていたほうが、高部座席からでも前から高音が聞こえて来て自然な気がするんですけどね。後部座席に人を乗せたときは耳元でがんがん鳴る事になって絶えがたと思われるのと、フロント定位を重視して、フェーダーを少し前よりにしています。 下から見たリアウーファユニットです。BOSEらしく2Ωなので後付けヘッドユニット内臓アンプでドライブするには問題ありそうです。見た目ではスピーカのマグネットは大きめなものの、プレス鉄板製で、アプターマーケットのBOSEスピーカみたいなアルミダイキャストではなくコストを押さえた作りです。

ユニット自体はフロントウーファと共通でしょう。

リアトゥイータを外して見ると何とメキシコ製でした。しかもハイパスフィルタのコンデンサは安っぽい10μFの電解コンデンサ。まあフロントほど重要じゃあないからね。。 グリルを外したフロントウーファ。ペーパーコーンにゴムエッジ、オーソドックスながら耐久性重視かな。ユニットはドアパネルをはさんで鉄製のフレームにビス止めされて取りつけられており、またウレタンフォームがドアの内側のみに背圧を逃がすように貼りつけられていて、ちょっとしたデッドニングになってます。コストを押さえながらも良い音を出すための工夫ですね。

これがBOSEシステムの特徴のフロントトゥイータ。2個のスピーカが取りつけられているので、通常の8スピーカに対し、全部で10スピーカになります。2つあってもホームオーディオ用のBOSEスピーカでやってるダイレクト/リフレクティングのような特殊なことはやってないです。音質は耳につくような高音は皆無で、主張しすぎない結構あっさりした音。 フロントトゥイータを外して見ると、これまたBOSE製ではなはくドイツ製のJTBとかいうどこかの旅行社のようなメーカ(実はノキアらしい)のスピーカです。ハイパスフィルタの6.8μFコンデンサは見た目まともそう。2個のスピーカは若干角度をつけて、プラスチックハウジングに取りつけられています。