Wheel/Tires


Jetta GLXの標準タイヤは205/50-15で、1350kgの車重(車検証より)と172PSのパワーに対し十分なサイズだと思っています。なのでインチアップのようにバネ下が重くなり細かいギャップへの追従性が悪化する(乗りごごちが悪化する)ことには全く興味がなく、同サイズの高性能タイヤへの交換を考えていました。何せ純正タイヤはGoodyearのEagle GAというオールシーズンタイヤで、特にウェットグリップが低めで、雨の日の登り坂の0発進では、ホイールスピンさせないようにかなり慎重にクラッチミートさせる必要があります。VR6とGTI16VにはABSのコンポーネントを利用したEDL(エレクトリカルディファレンシャルロック)が付いていますが、どうも作動にタイムラグがあるのか、ホイールスピンをしてから効きはじめる感じです。

さてブランドに弱い私が最初に選んだのがPirelli P700Zでした。まずピレリにした理由はロードバイクに乗っていた大昔、グニャグニャしたトレッドパターンのピレリがはやっていたのと、靴等の革/ゴム製品はイタリアが良さそうだとの印象があったからです。でも実は値段がすっごく安かったからで、TireRack等の通販では1本$70以下で売っていたためです。

印象は悪くなく、構造がしなやかなのか、同じ空気圧でもEagle GAより乗りごごちが若干良い感じでした。このタイヤは‘96モデルのブガッティタイプのホイールにつけていたのですが事故で手放し、Bose Sound System標準装備の憧れの‘99モデル(A3です)に乗り換えたのでした。

北米のJetta GLXの純正ホイールには、サイズは同一ですが下記の4種類がありました。

@BBSメッシュ初期(センターキャップ付き)94〜95?モデル

02/6/2現在、オークションで購入したこのホイールに古いP7000を履かせ、走行会用にしています。センターキャップはついて来なかったですが、見なれるとクラシックな感じで結構良い。

 

ABBSメッシュ後期(センターキャップなし、RAIIタイプ)94〜95?モデル

日本もヨーロッパもこれが純正装着。あこがれのBBSがどうしても欲しくて中古品を個人売買で買いました。掃除は大変だけど一番軽くてかっこいい?現在夏タイヤのP7000を履かせてます。→コンフォートチックなDNA GPに変更

Bブガッテイタイプ 7スポーク 96〜98

USAで最も販売台数が多かったGLXのホイールで、掃除が楽。当時P700zを履いてました。実はBBS製?

Cスピードライン 99.0モデル

BBSより重いが丈夫そうで清掃も楽。センターキャップでホイールボルトがカバーされるので、汚れに強い?かな。現在スタッドレスの210SnowSportを履かせています。USAの98GTIドライバーズエディションと共通のホイールです。パサートともデザイン的には同じですね。96から99.0に乗り換えたときにはその直線的なスポークに違和感がありましたが、見なれると力強くていいですね。

この中で"A"のBBSホイールが国内のVR6に装着されているもので、デザイン的にも最も上品でカッコよく見え、夏タイヤ用に何とか入手しようと中古で探したのでした。半年かけてネットで見つけたホイールは売主が「エクセレントだ」と言っていたのにもかかわらずボロボロで、ひどい状態でしたが、品薄なのは相手も良くわかっていて、値切りましたがダメで結局4本$320で購入し、3週間かけてパテ埋め&塗装を行いました。

VW純正BBSホイール 〜Before〜

中古で買った’95GLX用のBBSホイールは全くケアされていずブレーキダストにまみれ、しかも縁石に強くこすった跡もありひどいありさまでした。

ホイールクリーナーでゴシゴシ洗ったあとでもそのまま使うには忍びないほどひどかったので、ボデイパテ(赤い部分)で深い傷を埋め、塗装のためにペーパーがけしました。スプレー塗装では純正の数十倍も弱いので本当はやりたくなかったのですが仕方なし。

写真は下地だしが終わったところです。またパテも専用のアルミパテを使いたいところですが、アメリカには売ってませんでした。

VW純正BBSホイール 〜After〜

一応ホイール用とのノウガキのあったシルバーとクリアーのスプレー塗装を塗り終わったところです。両方とも数回ずつ塗ったのと、下地のペーパーがけに時間が掛かったので完成までに3週間くらい掛かりました。

但しどうしてもリブの側面は滑らかに塗れなかったのでザラザラなままです。そのため一旦付いたブレーキダストを落とすのは並じゃなく大変です。96〜99.0GLXの純正ホイールは太い7スポークで清掃が楽でしたからなおさらです。このBBSのためだけにMintexなどの汚れの少ないブレーキパッドにマジで換えようと思っているくらいです。←00/12/16にMintex Redboxに換えちゃいました。USAから輸入して前後セットでたったの$100でした。確かに大幅にダストは減りましたが効きも落ちました。頼れるブレーキが普通のブレーキになっちゃったって感じです。

そして次に選んだタイヤもピレリ、でも今度は奮発してP7000にしました。北米では99年からやっと205/50-15のP7000を売り始めたので安全のために決めました。ユニダイレクショナルパターンのP7000は回転方向を指定しないP700Zより排水性が高いはずで、雨天の高速走行時の耐ハイドロ性が高いと思ったからです。TireRackから1本$110で(00/8/21現在サイトを見たらなんと$92!)、取り付け&バランスは当時の地元のタイヤ屋に持ち込みで1本$7くらいでした。実はJettaを日本に送ったときに、ホイールをスピードライン+Eagle GAに戻してそのままで、P7000のフィーリングを忘れてしまいました。←P7000はサイドウォールの剛性が高いようでコーナーで良くふんばり、ワインディングが楽しくなるタイヤです!けれども剛性の高さはハーシュネスと裏腹で、乗りごごちは悪くなります。またなぜか減ってから音が大きくなるので風切り音があまり気にならなくなるほどです。スタッドレスの210SnowSportのほうが静かで、ダンピングいが効いてる感じで乗りごごちもいいです。高速でクルージングだけしてたらあまり意味のないタイヤですね。でもコーナーでの安心感を味あうと、そんなことは許せちゃいますね。
 
PIRELLI 210 SNOWSPORT                 Studless Tires
私はスノーボード大好き人間ですが、昔はSkiに良く行ってました。当時乗っていたのがAE86でスタッドレスを買う資金も置く場所もなく、リアタイヤにサイルチェーンを巻いてなんとかフロントを滑らせないようにと、冷や汗をかきながら運転してたものです。またチェーンの着脱の速さを友人と競ったりしてました。でも今はもう危ない橋を渡る気はなく、迷わずスタッドレスにしようと決めていました。

スタッドレスはNYで95Legacyに乗っていたときにブリザックPM30(185/65-15)を履いていて、その雪道での絶大なる安心感は十分経験していたのですが、ドライの高速での不安定さ、ふらふらしてラインが定まらず、コーナーでの腰砕け感にはエキヘキしてました。またロードノイズも結構大きめで疲れましたね。はっきり言って、PM30でのドライの運転は単なる我慢でしかなく楽しいものではありませんでした。雪+アイスでのグリップを得た代わりに失ったものも大きかったわけです。

茨城在住の私にとって、雪道を運転するのはスノーボードに行ったときのみで、しかも往復の高速は99%ドライで、雪道はスキー場の周辺のみです。そのわずかな雪道のために普段の楽しいJettaのドライブを犠牲にするのはたまらないので、アイスでのグリップの悪さは承知の上で高速スタッドレスにしました。

Pirelli派の私としては210SnowSportを選びました。ほんとはアイスでのグリップも考えて(↑の発言と矛盾しますが)IceSportの選択肢もあったのですが、ワンサイズダウンの195/55-15しかなく、純正サイズの205/50-15にこだわるとSnowSportの選択となりました。純正サイズにこだわる理由はやはりドライでのハンドリングの悪化を最小限に食い止めたかったのと、面(エッジ)でグリップするアイスでは、タイヤを細くして面圧を高めるよりも面圧が低いままのほうがグリップすると考えたからです。(ほんまかいな)

近所の”ぐらんぜる”というショップで工賃税込みで84000円でした。これでもAバックス等、大手よりは安かったのですが、アメリカの2倍弱かかっちゃいましたね。でも作業は丁寧で、ホイールボルトの本締めはインパクトではなくちゃんと十字レンチで手締めしてました。

インプレッション

ドライハンドリング、乗り心地、ノイズともに標準タイヤのEagle GAとの違いがわからないくらい完璧!急発進や横Gが強くかかるコーナーリングで初めてスタッドレスであることに気づく程度で、高速道路は標準タイヤと同じペースで同じ疲労で走れ、まさに狙いどおりでした。

雪道平らや緩い上りは、圧雪も新雪(15cmくらい)も問題なし。AE86+リアチェーンと比べると、FFは低速ではハンドルを切った方向にそのまま曲がっていくので、神経を使わずとても楽。但しやっぱりアイスには弱かった。ゆるーい上りのアイス寸前の圧雪路では再スタートができず、ハザード出して妻に運転させ押して脱出しました。

結論としてはやはり高速スタッドレスはアイスには弱かったわけですが、ドライで普通に走れることや、凍ってさえいなければ積雪の高速でもまあいいペースで快適に走れるので納得できます。タイヤクリアランスの少ないVR6系にはきびしいですが、チェーンは念のため持って行っています。トラクションでは鉄チェーンを巻いたFR車に負けましたよ。アイスバーンさえなければOKのタイヤですが、それって雪国の人にとっては意味のないタイヤなんでしょうね。

アイスでのグリップ最優先の人にはブリザックなのでしょうが、たとえ冬季だけであってもドライでのハンドリングを犠牲にしたくない私にとっては210SnowSportはどんぴしゃでした。一言で表現すると、舗装路での性能低下を感じなくてすむスタッドレスです。(攻めなければの話ですが)

YOKOHAMA DNA GP                  Summer Tires
夏タイヤのPirelli P7000も2万km走って3部山になってきたのと、高速でブレが出てきて、タイヤノイズもすさまじくなってきたので02/6/2に交換しました。今回のタイヤ選択は乗り心地と静かさを重視してDNA GPに決めました。ホントはP6000を狙っていたのですが、コンフォートタイヤの割になぜかP7000より遥かに値段が高かったのでボツ。DNA GPはP7000より若干安く、パターンがハイドロにも強そうなのと、9%転がり抵抗ダウンも試してみたかったんですね。また最新の国産スポーツを履いてみるのもいいかなと。 サイズは純正と同じ205/50-15にしましたが、トレッド面を細く絞ったようなデザインなので、それだけで抵抗は少ないかも。乗り心地/ノイズとも良好です。こりゃスポーツというよりコンフォートタイヤだな。。 ところで写真はミッションオイル交換のためにいつものランプ(楔状の台)に乗せたところ。

インプレッション

滋賀県で行われた大見オフに参加するため、往復1000km走った印象です。直線はとても快適ですが、P7000と比べるとかなりサイドウォールが柔らかいためか、コーナーでの踏ん張り感が希薄です。まあスポーツだと思わず、コンフォートタイヤ割り切れば静かなのでいいです。驚きは高速での燃費が大幅アップした事です。今までは140Kmくらいで巡航すると10km/Lいかなかったのに今回は初めてラクラククリア。VGIも燃費に貢献しているかもしれないけど、高速域では空気抵抗だけでなく、転がり抵抗も大きかったようで、DNA GPはその低減に成功してるみたい。こりゃ剛性が低くてもてしょうがないか。

結論:スポーティさを持ち合わせた良く出来たコンフォートタイヤ。←P6000の代役としては合格。どうせ走行会は、古いP7000を履いていくので問題なし。

04/08/14追記:約18000Km走って残溝4.0mmになりましたが、ノイズも静かなままだし、高速巡航時の燃費もスタッドレスやP7000・RE01などより良好です。P7000は18000Km時点でかなりノイズがでかくなったことと比較してもコンフォートタイヤとしては合格ですね。ただ豪雨の常磐道で80Km/hでもハイドロを起こしていたので(トラック轍による水溜りがひどかったのでどんなタイヤでも4mm溝なら同じだったかも知れませんが)、そろそろ次期タイヤの検討に入ろうと思います。ホントはP7000の後継と言われるドラゴンあたり行きたいのですが、205/50-15サイズがありません。ここは昔バイクで履いてたDUNLOPに戻って新型ディレッツァあたりか。価格も安目みたいだし。

KUMHO ECSTA SPT                  Summer Tires 2006/04/01
夏タイヤのDNA GPは、快適性と極わずかながら燃費にも貢献と言う意味では◎だったのですが、減るにつれWetグリップの低下を感じていました。特に大雨の常磐道でわずかにアクセルONしただけでスリップを体験してからは、次はWet性能を重視しようと決めていました。

そのため早く磨り減ってスリップサインが出ないかなあと思っていましたが、2006年4月にスタッドレスから夏タイヤを履きかえるのを機に、まだスリップサインは出ていなかったものの履き替えました。4年弱25016kmでした。

次期タイヤの条件は、1.そこそこハイグリップで快適。2.Wet性能が高い。3.値段が1輪あたり$100以下。です。ディレッツァは1と3はクリアしてそうでしたが、レビューをみると冷間時のWet性能が低そうだったため、ボツ。そこで韓流タイヤのKUMUHO ECSTA-SPTにした理由は、このレビューを信じれば条件を全てクリアした上に、いかにも排水性のよさそうなパターンがかっこよかったためです。ちなみにレビューのYokohama AVS ES100とはDNA GPのことです。Dry性能の高さとWet性能の低さにリアリティを感じてしまいました。

インプレッション

まず感じるのは恐らくやわらかめなサイドウォールからくる角の取れた乗り心地のよさ。穴だらけのNYの道を走るには、快適性は無視できない要素です。その代わり攻めたときの戸応えはDNA GPには及ばず、結構あっさり鳴き始めて腰砕けになる傾向はあり。驚異的だったのはトレッドから予想されたとおりの期待を裏切らないWet性能の高さ。特に耐ハイドロプレーン性は素晴らしく、VAに行ったとき、バケツをひっくり返したような豪雨の高速で、ハイドロの気配を感じることなく、巡航できたこと。サーキット向きではないですが、グランドツーリングタイヤとしては文句なし。これで1輪$71なのだからコストパフォーマンスは素晴らしい。ホント次もまた履きたい位いいタイヤなのですが、残念ながら205/50-15のサイズが無くなってしまいました。残念。

結論: 抜群のWet性能と快適性、そこそこスポーティにも走れるバランスの取れたグランドツーリングタイヤ。

余談ですが購入前は初となる韓流タイヤの品質にいくばくかの不安もありましたが、全くの杞憂に終わりました。たとえば4本のタイヤのうち2本は既にバランスが出ており、バランスウエイトが全く不要だったこと。これは初めての経験でした。

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